染色加工で色のロットブレが起こる要因 (前編)

染色加工で色のロットブレが起こる要因 (前編)

バイヤーが一番気になる問題として挙がるものが、”色のロットブレ”です。
なぜ起こるのか?同じレシピで加工していたら同じ色に上がるのではないのか?という単純な疑問を持たれる方は多いと思います。

では、何故 色のロットブレは起こるのか?

色のロットブレが起こる要因として、次の9つの要因があります。

①水質-水質が不安定、特に水に含まれる金属イオンが安定しないと染料の生地への染着も不安定になります。
②繊維の原料ロット違い-原料のロットが違うと微妙に染着が違ってくるので色のロットブレの要因となります。
③染色加工機の形状の違い-形状が違うと加工浴比が安定しないので色のロットブレの要因となります。
④人的な判断ミス-色の良し悪しを判断する人が微妙な色差の判断をミスすることは多々あります。
⑤許容範囲が狭すぎる場合-ロット間色差の許容範囲をあまり狭くし判断を厳しくすると加工する側が何度も修正加工することになり、結果、色がブレてしまいます。

長くなりますので、前編はここまで。
後編は、来週まで、お待ち下さい。

過去のコラムは こちら から。

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